何回でも読みたい!【手放せない漫画5選!!】
手放せない本って、ありますよね。
小説や自己啓発書もいいけれど、私は漫画も大好きなんです。
でも、家に置いておけるスペースには限りがあって、何年かに一度、泣く泣く手放しているんです。
そんなことをしていると、「やっぱり手放さなきゃよかったな…」って後悔する作品も多いんですよね。
今回は、そんな私のなかでも「これは手放せない!」っていう、心ときめく癒し漫画を紹介します!
やさぐれぱんだ1〜3巻、ぱんだとうさぎとかめ

著者 山賊
出版社 小学館文庫
あらすじ
この笑い、シロか?クロか?人気サイト「山賊UNDERGROUND」から生まれた21世紀型不条理コント漫画で、実写化も実現した注目の話題作。
「笹なんて食ってられない」という類を見ないぱんだがボケたり、つっこんだり………。
ひねくれていて、ぶっきらぼう、そしてやる気のない脱力系ぱんだと少年の掛け合いに思わず失笑。
一度読んだら「癒される」「悩んでいたことがどうでもよく思えてくる」と、今までにない新しいタイプの笑いにハマる人が続出!
あらすじだけで面白そう。
2005年に出版された作品で、なんと今から20年も前に世に出ていたんです。
年月が経つのは早いものだなと実感しました。
まさかの展開!小説だと思ったら…
いつだったか、たまたま書店で見かけた「やさぐれぱんだ」というタイトルに惹かれて、思わず手に取ってしまいました。
文庫本サイズだったから「小説だろう」と思い込んでレジへ直行。
でも、家に帰って読んでみたらまさかの漫画で…(笑)。
裏表紙とかちゃんと読まないとダメですね。
でも、私にとってはそれが最高に良い出会いでした!
もともと漫画も好きだったし、何より人間より大きいパンダの絵面が、たまらなく興味をそそったんです。
じわじわくる笑いがクセになる
シュールなアニメや漫画が好きなので、読み進めていくうちにじわじわとハマっていきました。
声を上げて爆笑するようなタイプではなく、不意打ちで「くすっ」となったり、
「ククッ」と笑いがこみ上げてくるような作品です。
シュールな掛け合いが好きな人には、ぜひ手に取ってほしい一冊です!
タヌキとキツネ1〜10巻

著者 アタモト
発行所 株式会社会社フロンティアワークス
印刷所 図書印刷株式会社
あらすじ
要約
ちょっぴりぬけてるタヌキと、ちょっぴりいじわるなキツネ。
お山で暮らす2匹はとっても仲良し。ほっこり癒やされるフルカラーコミック!
とっても仲良しなのんびりタヌキと、いたずら好きなキツネ。
いつも一緒の2匹にオオカミさんやクマさんも仲間入り。ついつい笑顔になっちゃう
キツネとタヌキはまず可愛い!!
タヌキとキツネ、色んなところで比較される2匹ですが、
この漫画ではとっても仲良し。
思わず「ふふっ」と笑ってしまう、ちょっとシュールな掛け合いがたまらないんです。
絵柄の可愛さに癒やされるのはもちろん、読み進めるうちに二人のやりとりがクセになって、どんどん引き込まれていきます。
いつでもどこでも癒やしをくれる一冊
「ちょこっと読みたいけど、どこから読んでも楽しめる漫画ないかな?」そう思っている方には、まさにぴったり!
スキマ時間に好きなページを開くだけで、微笑ましい気持ちになれるのがこの作品の魅力です。
アニメもやっていたようですが、私は見逃してしまったのでちょっと残念…。
でも、漫画は現在も続いていて、最新巻まで早く集めたいと思っています!
友達っていいな、そう思わせてくれる物語
この漫画を読んでいると、二人の仲の良さに「こんなに距離の近い友達がいたらきっと楽しいだろうな」と感じます。
ほっこり癒やされる可愛い絵柄が好きな方には、心からおすすめしたい一冊です!
おもいで金平糖1〜2巻

著者 持田あき
出版社 集英社
あらすじ
口に含めば昔の夢を見せてくれる金平糖。
近い過去、遠い過去。
時空にただすむ誰かの想いが、君を呼んでる。
4つの味を召し上がれ
【噂の金平糖】一粒食べたら、会えない人に会える?切なすぎる奇跡の物語
一粒食べると不思議なことが起こるという噂の金平糖。
思わず試してみたくなりますよね。何が起きたのかは、食べた本人にしかわからない。
人生にはさまざまな出会いと別れがある中で、どうしても確かめたいこと、聞きたいことがあるのに、もうその相手には会えない……。
想像するしかないと諦めかけている中、もしそのチャンスがあったら、あなたはその想いを確かめられますか?
そして、そのチャンスに気づくことができるでしょうか?
わたしはきっと、確かめられもせず、聞くこともできずにその時間を終わらせてしまいそうです。
それでも、この作品を読むと、心から後悔のないように、辛くても傷ついても自分のため、相手のために行動できる主人公たちに心を奪われます。
たとえ新しい別れを自分が招いたとしても、その過程は相手を思った愛ある行動だったこと。
そして、変わってしまった環境からも新しい出会いがやってくることを教えてくれる作品でした。
何回読んでも涙が止まりません。
君は坂道の途中で1〜3巻

著者 持田あき
出版社 集英社
あらすじ
要約
ここは海沿いの街…
亜由はいとこ兄弟と暮らす高校1年生。
ある日、転校生の男の子がやってくる。
彼の名は工藤千治。
徐々に千治に惹かれていく亜由だったが、
彼には何か事情がありそうで….
過去を清算して亜由の想いと向きあうため、
昔の恋人・ユカリに会いにいく千治。
そのころ亜由は、千治の帰りを静かに待ち続けて…
仲違いをしていた両親が復縁し、亜由のもとへやってきた。
もう一度共に暮らそうと言うために。
亜由はとまどう。家族を選べば、千治とは離れ離れになってしまうから。
【手放せない恋愛漫画】「好き」の形に決まりはない。不器用だけど真っ直ぐな愛の物語
なぜか手放せない、特別な魅力があるんです。
ヒロインの亜由に感情移入するわけでも、ヒーローの千治に強く惹かれるわけでもありません。
でも、物語を読み進めるうちに、亜由の考え方や、彼女を支える周囲の温かさを知り、千治のストレートすぎる向き合い方が、複雑な思考を通り越して心に突き刺さる瞬間がありました。
家族の形にも、「好き」の形にも、決まった型なんてない。
当事者たちが納得する未来を考えるしかないのだと、改めて思い知らされます。
自分一人だけが向き合っていてもダメなんです。
みんなで同じ方向を向かないと、歩み寄ることはできない。
向き合い、歩み寄りながら「選択」をすることの、なんと難しいことでしょう。
逃げたくなるし、考えたくもないことだらけです。
だからこそ、間違えて遠回りをしてしまうけれど、いつかは向き合わなければならない時が必ず来る。
この作品は、身近な人の選択を尊重できる人になりたい、そう強く思わせてくれました。
僕と君の大切な話1〜7巻

著者 ろびこ
出版社 講談社
あらすじ
「たとえば僕と君が違う星の人間だとしてそれをつなぐのは言葉だろう」同じ学年の東くんに片想いしてきた相沢のぞみ。
ある日、勇気を出して帰りの駅で声をかけ告白!
だけど、東くんの返事は超予想外の言葉だった…!!
なかなかかみあわない不器用な2人だけれども、会話を続けるうちに、次第に距離は縮まりはじめ?笑いもニヤニヤも止まらない!
すれ違う男女の新感覚”トーキング”ラブコメディー、開幕!
「それ、言う!?」不器用すぎる二人の「深読み」系すれ違いラブコメ
ろびこさんの作品には『となりの怪物くん』で出会い、他作品を探していた時に今作の『僕と君の大切な話』に出会いました。
東くんの言葉も、「そんな返しする!?」と思うような笑える発言をしたり、相沢さんも「第一声の声かけそれなの!?」となってしまうくらい、二人は不器用そのもの。
お互いの意見が真反対の時も、「あーだ」「こーだ」と言い合いながら青春を過ごしているのを読むとほっこりします。
会話から相手の感情を読み取ろうと深読みしたり、カマをかけてみたり。
話が通じなくてすれ違ったり、素直なのに大事なことを誤魔化してしまったりする二人。
彼らが恋人になるのを心待ちにしてしまうほどです。
こういう会話劇メインのラブコメが大好きですね!
大きな修羅場はなくても、それなりに当人たちはハラハラドキドキしているわけです。
現実味があるような、全くないような、そんな絶妙なバランスの作品でした。
何回読んでも不意に「ふふっ」と笑ってしまうから、また読みたくなってしまうんですよね。
読むと明るい気持ちになれます。
【手放せない一冊】時を超えて、私が愛し続ける理由
今回ご紹介した漫画は、どれも出版から時間が経った、少し古い作品ばかりです。
今回のテーマが「手放せない」だったので、長年私が手元に置いてきた、特別な漫画たちをご紹介できて嬉しく思います。
皆さんの傍にも、何回読んでも飽きない本はありますか?
小説でも漫画でも雑誌でも、ジャンルは問いません。
内容を覚えるほど読み込んだ方や、「昔はセリフを全部言えたな」と懐かしい気持ちになる方もいるのではないでしょうか。
私は内容を大まかにしか覚えていないのでセリフまでは覚えていませんが、何回読んでも微笑ましくなる話、何度読んでも涙腺が緩む話、そして決まってクスッと笑える話は、私にとって最高の楽しみであり、ストレス発散に繋がっています。
読むたびに違う捉え方ができるのは、読んでいる自分の年齢や、その時の気持ちが関係しているのかもしれませんね。
長く楽しめる作品に出会えるのは、本当に幸せなことです。
まだご紹介したい漫画があるので、またぜひお付き合いください!
