「海外小説文庫」オススメ!ホリー・ジャクソン3部作
ホリー・ジャクソンさんの作品は、全て文庫本なので持ち運びやすいサイズかなと思います。厚さと登場人物の多さには、驚きましたがどちらも読んでいて気になりませんでした。
自由研究には向かない殺人

著者 ホリー・ジャクソン 訳者 服部京子 出版社 創造推理文庫
総ページ数 581ページ
あらすじ
高校生のピップは自由研究で、5年前に自分の住む町で起きた17歳の少女の失踪事件を調べている。交際相手の少年が彼女を殺害し、自殺したとされていた。
その少年と親しかったピップは、彼が犯人だとは言われず、無実を証明するために、自由研究を口実に警察や新聞記者、関係者たちにインタビューを始める。
ところが、身近な人物が次々と容疑者として浮かんできてしまい・・・。予想外の事実にもひるまず、事件の謎を追うピップがたどりついた驚愕の真相とは。ひたむきな主人公の姿が胸を打つ、英米で大ベストセラーとなった謎解きミステリ!
登場人物
ビッパ(ピップ)・・・リトル・キルトン・グラマースクールの最上級生
アンディ・ベル・・・5年前に消えた少女
ジェイソン・ベル・・・アンディの父
ドーン・ベル・・・アンディの母
ベッカ・ベル・・・アンディの妹
サリル(サル)・シン・・・アンディのポーイフレンド。故人
ラヴィ・シン・・・サルの弟
マックス・ヘイスティングス
ナオミ・ワード
ジェイク・ローレンス
ミリー・シンプソン
・・・サルの同級生
ヴィクター・・・ピップの父。弁護士
リアン・・・ピップの母。不動産会社勤務
ジョシュア・・・ピップの弟
カーラ・ワード・・・ナオミの妹
エリオット・ワード・・・ナオミとカーラの父。歴史教師
スタンリー・フォーブス・・・記者
クロエ・バーチ
エマ・ハットン
・・・アンディの親友
ナタリー・ダ・シルヴァ・・・アンディの同級生
ダニエル・ダ・シルヴァ・・・ナタリーの兄。巡査
ハウィー・ボワーズ・・・ドラッグの売人
{読了後の感想}
5年前に起きた小さな町の殺人事件。知り合いだった優しい少年を兄のように慕っていたピップは、その少年サルが殺人犯だと信じられなかった。
自由研究のテーマに選んで無罪を証明しようとする姿は無鉄砲に見えてハラハラ、ドキドキしました。ピップの推理や相棒ラビィとの出会い。
こんなに分厚い文庫本を読むのは初めてでしたがめちゃくちゃ面白くて厚みなんて気にならなかったです。文章の形式や手書きのメモ、SNSの活用。
何度も前のページに戻って推察しながら読み終わりました。
優等生は探偵に向かない

著者 ホリー・ジャクソン 訳者 服部京子 出版社 創造推理文庫
総ページ数 548ページ
あらすじ
高校生のピップは、友人のコナーから失踪した兄の行方を探してくれと依頼される。兄のジェイミーは、2週間ほど前から様子がおかしかったらしい。
コナーの希望で、ピップはポッドキャストで調査の進捗を配信し、リスナーから手がかりを集めていく。関係者へのインタビューやSNSなども丹念に調べることで、少しずつ明らかになっていく、失踪までのジェイミーの行動。
ピップの類い稀な推理が、事件の恐るべき真相を暴きだす。
年末ミステリランキング第1位『自由研究には向かない殺人』続編。この衝撃の結末を、どうか見逃さないでください!
登場人物
ピッパ(ピップ)・・・リトル・キルトン・グラマースクールの最上級生
ラヴィ・シン・・・ピップの相棒
ヴィクター・・・ピップの父。弁護士
リアン・・・ピップの母。不動産会社勤務
ジョシュア・・・ピップの弟
カーラ・ワード・・・ピップの親友
ナオミ・ワード・・・カーラの姉
コナー・レノルズ・・・ピップの友人
ジェイミー・・・コナーの兄
アーサー・・・コナーとジェイミーの父
ジョアンナ・・・コナーとジェイミーの母
マックス・ヘイスティングス・・・性的暴行容疑で起訴された青年
スタンリー・フォーブス・・・記者
メアリー・サイズ・・・スタンリーの同僚
ナタリー・ダ・シルヴァ・・・マックスの暴行の被害者
ダニエル・ダ・シルヴァ・・・ナタリーの兄。巡査
ルーク・イートン・・・ナタリーの恋人
チャーリー・グリーン・・・ピップの隣人
フローラ・グリーン・・・チャーリーの妻
ホーキンス・・・警部補
ソラヤ・ボウジディ・・・巡査
ステラ・チャップマン
トム・ノヴァク
・・・ピップの同級生
ハリー・サイズ・・・書店員
アダム・クラーク・・・歴史教師
{読了後の感想}
友達の兄が失踪し探して欲しいと依頼される。
1作目で有名になったピップは、今回ポッドキャストを使って捜索することにした。
まず、その考えがすごい。ポッドキャストを使って配信して手掛かりを集めようなんて考えつかないなぁ。ただ、今回の件で友人との関係も変わりピップの身も危険にさらされてしまう。
どんどん事件に巻き込まれて新しい真実に辿り着く様子はスピード感があって面白かったです。
卒業生には向かない真実

著者 ホリー•ジャクソン 訳者 服部京子 出版社 創造推理文庫
総ページ数 681ページ
あらすじ
大学入学直前のピップに、ストーカーの仕業と思われる不審な出来事がいくつも起きていた。無言電話や匿名のメールが届き、首を切られたハトが家の敷地で見つかったり、私道にチョークで頭のない棒人間を描かれたり。
調べた結果、6年前の連続殺人との類似点に気づく。犯人は逮捕され服役中だが、ピップのストーカーの行為は、この連続殺人の被害者に起きたこととよく似ていた。
ピップは自分を守るため調査に乗り出す。この真実を、誰が予想できただろう?「自由研究には向かない人」から始まった、ミステリ史上最も衝撃的な三部作完結!
登場人物
ピッパ(ピップ)・・・リトル・キルトン・グラマースクールの卒業生
ラヴィ・シン・・・ピップの相棒
ヴィクター・・・ピップの父。弁護士
リアン・・・ピップの母。不動産会社勤務
ジョシュア・・・ピップの弟
カーラ・ワード・・・ピップの親友
ナオミ・ワード・・・カーラの姉
コナー・レノルズ・・・ピップの親友
ジェイミー・レノルズ・・・コナーの兄
アント・ロウ・・・ピップの同級生
ローレン・・・アントの恋人
マックス・・・ピップを訴えるつもりの青年
ナタリー・ダ・シルヴァ・・・マックスの暴行の被害者
ダニエル・ダ・シルヴァ・・・ナタリーの兄。巡査
リチャード・ホーキンス・・・・・・・警部補
アンディ・ベル・・・・・・・亡くなった少女
ジェイソン・ベル・・・アンディの父
ドーン・ベル・・・ジェイソンの妻
ベッカ・ベル・・・アンディの妹
ジュリア・ハンター・・・DTキラーの犠牲者
ハリエット・ハンター・・・ジュリアの妹
ビリー・カラス・・・服役中の男
マリア・カラス・・・ビリーの母
デイヴィッド・ノーラン・・・元主任部
{読了後の感想}
このラストは想像できない。
この作品は1作目から順番に読んでもらいたい。1作目の伏線を2作目、3作目と回収し、2作目の伏線も3作目で回収。緊張と恐怖。自分の考えすぎだと平穏だったあの頃に戻ろうと必死のピップにストーカー被害が加速する。
精神的にも追い詰められながらストーカーの調査をするピップ。
ピップには幸せであってほしい。
3部作を読んだ後に読む前日譚
受験生は謎解きに向かない

著者 ホリー・ジャクソン 訳者 服部京子 出版社 創元推理文庫
総ページ数 172ページ
あらすじ
高校生のピップにある招待状が届いた。
高校卒業および大学受験に必要な試験のひとつが終わった6月末、友人宅で架空の殺人事件の犯人当てゲームが開催されるという。舞台は1924年の孤島に建つ大富豪の館という設定だ。参加者は同級生とその兄の7人。
ゲーム開始早々、館の主が心臓を刺されて殺されているのが発見される。試験後に着手すべき自由研究が気になり、当初は乗り気でなかったピップは、次第に夢中になり、主の姪に扮してゲームを進めていく。
ピップの明快な推理を堪能できる、爽やかで楽しい「自由研究には向かない殺人」前日譚!
登場人物
ピッパ(ピップ)…リトル・キルトン・グラマースクールの12学年
カーラ・ワード・・・ピップの親友
ローレン・ギブソン・・・ピップの親友
アント・ロウ・・・ピップの同級生、友人
ザック・チェン・・・ピップの同級生、友人
コナー・レノルズ・・・ピップの同級生、友人
ジェイミー・レノルズ…コナーの兄
{読了後の感想}
この作品は前日譚でまだ平穏だったあの頃。リアルな設定で作り込まれたゲームだけあって準備が大変そう。招待された参加者にもドレスコードが設定されている徹底ぶり。
200ページに満たないながらもストーリーの密度が濃くてとても楽しみながら読みました。
ピップの推理がほんとに面白い!
{感想}
全て読み終わってめちゃくちゃ面白くて誰かにおすすめしたくなる作品でした。3部作とも文庫本サイズでページも540〜680ページとボリューミーな作りです。
そんな分厚さを感じさせない疾走感や爽快感もありながら、真実に近づくにつれ重く辛い道のりもありました。ミステリなのに青春を感じたり、ホラーっぽかったりハラハラ、ドキドキがいっぱい詰まった作品たちでした‼︎
ホリー・ジャクソンさんの作品は、また新作が出ているのでそちらも購入済み。
まだ手をつけないのですが、今から読むのが楽しみでウズウズしています。
ただ、好きなものは最後に取っておく主義の私。「まだ、取っておこう」ととっておきの1冊にしているので、今月は読み始めないかもしれません。
面白い作品が手元にある嬉しさをまだ噛みしめていたい。(笑)
読み終えたら余韻に浸りながらご紹介したいと思います!

